2024-09

治療

18、SST(生活技能訓練)

SST(生活技能訓練)は、患者さんが自立して社会生活を送るためのトレーニングです。主にコミュニケーションを通して自分の希望・意見を述べて、相手の言い分を聞きながら、より良き解決法を導き出せるようになるのが目標です。時には自分の意見を押したり...
治療

17、暴露反応妨害法、強迫神経症と陰性症状の関係

どの症状もきついですが、その中で一番どれがきついかと聞かれたら強迫症状でした。強迫症状の治療法で暴露反応妨害法というのがありますが、これは強迫観念が出ている時に、確認行為をやらずに不安をやり過ごすという方法です。 一般的な暴露反応妨害法 例...
治療

16、思考を助けてもらう・思考を拡張させる

思考を助けてもらう 思考障害の時、思考を助けてもらえれば、判断がしやすくなります。 悩んだ時、他人に聞いてみるのはよくある方法です。S君は寮に入りましたので、その点は恵まれました。 前回の記事(思考障害と対話型思考) の中でS君が風呂に行く...
症状

15、思考障害と対話型思考

人は思考の土台を失うと、どう考えていいか分からなくなります。 例えば、経済はお金を土台として成り立っていますが、もしお金というものがなくなってしまったら、明日からどう生計を立てていいか分からなくなる人も多いかと思います。特にお金ですべての価...