症状

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39、私が精神科医になった理由 誇大妄想編

前回の記事の続きです。ここでは誇大妄想(躁状態)について説明します。(統合失調症の誇大妄想と 躁うつ病の躁状態は同じです)参考記事:統合失調症と躁うつ病の類似点・違い  ”うつ” 原因はいろいろ 精神科医、妄想と化す 精神科医になるのを決め...
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38、私が精神科医になった理由 魂編

無意識と魂についての考察ですが、ついでに精神科医になった経緯をお話します。 迷走時代 大学入学当初は卒業できるとは思えず、ましてや医者になるのは無理と思っていました。その時の状況は下の記事に書いています。どのように妄想に陥ってしまうのか?S...
治療

17、暴露反応妨害法、強迫神経症と陰性症状の関係

どの症状もきついですが、その中で一番どれがきついかと聞かれたら強迫症状でした。強迫症状の治療法で暴露反応妨害法というのがありますが、これは強迫観念が出ている時に、確認行為をやらずに不安をやり過ごすという方法です。 一般的な暴露反応妨害法 例...
治療

16、思考を助けてもらう・思考を拡張させる

思考を助けてもらう 思考障害の時、思考を助けてもらえれば、判断がしやすくなります。 悩んだ時、他人に聞いてみるのはよくある方法です。S君は寮に入りましたので、その点は恵まれました。 前回の記事(思考障害と対話型思考) の中でS君が風呂に行く...
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15、思考障害と対話型思考

人は思考の土台を失うと、どう考えていいか分からなくなります。 例えば、経済はお金を土台として成り立っていますが、もしお金というものがなくなってしまったら、明日からどう生計を立てていいか分からなくなる人も多いかと思います。特にお金ですべての価...
治療

14、妄想の治り方

妄想の治り方 妄想は人間関係性でもありますから、消えてなくなるのではありません。妄想の人間関係性が別の穏やかな人間関係性に置き換わっていく感じになります。人間関係性についてはこちらの記事を参照ください。どのように妄想に陥ってしまうのか? 妄...
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13、S君のその他の症状

S君の症状は妄想だけではありませんでしたので、ザっとお話させていただきます。 強迫症状  参考記事:神経症 強迫症状とは、強迫観念に対して確認行為・強迫行為がある訳ですが、「鍵を閉め忘れていないか?」という心配(強迫観念)に対して鍵の確認行...
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11、どのように妄想に陥ってしまうのか?

次にどのように妄想に陥ってしまうのかを説明します。ここでは私の経験をお話します。主治医が精神病だったなんて聞きたくないとは思いますが、参考になると思うので説明します。 症例として扱いたいので、当時の私をS君とします。これはあくまでS君の場合...
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10、妄想について

妄想という言葉は皆さんもよく聞くと思いますが、どういうのが妄想になると思いますか?現実にはありえない事を妄想というのでしょうか? 被害妄想とは 被害妄想は、「命が狙われている」「盗聴器が仕掛けられている」「悪口を言われている」などがあります...