私のブログを見て初診の予約をしていただいた方が そろそろ来院される頃と思っています。また、通院中の方で読んでくださっている方もいらっしゃると思います。ありがとうございます。
このブログは、患者さんが精神病の理解を深められるように と思って書いていますが、どちらかというと、自己分析、自己治療用です。このブログ記事に基づいて、杓子定規に「こうしなさい」「あーしなさい」と言っても説教療法になってしまい 治療効果はないと思いますので、普段は患者さんのお話を聞いて薬を出すという、何の変哲もない診療をしています。一応ブログで書いた考え方を根底には持っていますが、患者さん自身が、気付き、選択して、動くことが大事なので、治療は長い時間軸で見ています。
ブログの中では、妄想はよくないと書いてはいますが、診察の時はブログのことは忘れて、不平不満などもおっしゃって下さい。治療は、不平不満を建前で抑え込むことではなく、本音と向き合うことなので、診察の場では言葉に出して言った方がいいです。むしろ不平不満が出るのは真剣に生きている証拠ですし、よくなりたい気持ちの表れだと思います。私も霊能者ではないので、言葉で説明してもらわないと患者さんの心理状態を理解できないので、まずはあなたの本当の気持ちを聞かせてください。もちろん言いたくなければ言わなくても大丈夫です。
妄想とは“自分や他人を傷つける考えや行動”を指し、他人を責める、自分を責める、不平、不満、憎しみ、嫉妬、いじめ、嘲笑、自己卑下、希死念慮などがあります。現実にあるかどうかで判断するのではありません。 参照記事:妄想について どのように妄想に陥ってしまうのか?
また、クリニックの力だけでは限界がありますので、入院が必要と思えば精神病院に紹介したり、デイケアが必要と思えば近隣のクリニックに依頼したりしています。その他、就労支援施設、訪問看護なども利用させてもらっており、近隣の医療機関、福祉施設には大変お世話になっています。
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