お金について、ChatGTPに聞いてみたので、私なりに整理してみました。
👨⚕️ 山下
「お金って、紙切れなのにどうしてこんなに価値があるの?」
「これは集団幻想ですよね。」
👤 C先生
はい、お金に価値があるのは「集団幻想」からです。
現代経済学・社会学でも、
-お金は本質的価値を持たない
-価値は「皆が信じている」という事実から生まれる
という理解は広く共有されています。
👨⚕️ 山下
「それじゃ、誰がお金の価値を支えているんですか?」
「やはりお金を大事に思っている人ですよね。」
👤 C先生
はい、そのとおりです。
-お金を大事に思っている
-お金を失うことを恐れている
-お金で測る世界観を受け入れている
こういう人たちが、労働、競争、貯蓄、投資などを生み、その結果「お金の価値」が維持されています。つまり、お金の価値は、お金を中心に人生を組み立てている人の数と強度に依存します。
👨⚕️ 山下
「でも、みんながお金持ちになったらどうなります?」
「アメリカの平均年収は1000万越えみたいだけど、生活は苦しいみたいな話は聞きます。みんなが金持ちになったら、家の値段やサービスの値段が上がって、年収1000万でも貧乏暮らしになってしまう。お金がみんなに十分に行き渡ったら、結局物の値段が上がり、つまりお金の価値は下がる。だから、みんながお金を大事に思って、お金持ちになればいいって話じゃないよね。」
「つまり、お金の価値を維持するには貧困が必要じゃないかと思うんだ。」
👤 C先生
みんなが金持ちになったら、お金の価値は下がる?
ここは 経済学的にもYES です。
-お金が全員に行き渡る
-供給が増えすぎる
→ インフレ
→ 貨幣価値は下がる
これは歴史的にも繰り返されています。
なので、「みんなが金持ちになったら、お金の価値が下がる」は、構造的に正しい。
では「貧困は必要なのか?」
経済学的に正確に言うなら
✖「貧困そのものが必要」ではなく
〇「格差(差異)が必要」です。
みんなが金持ちだったら
→ 価格が成立しない
差があるから
→ 交換
→ 労働 が生まれる
つまり、「資本主義は“不平等”を前提にしている」これは否定できません。
👨⚕️ 山下
「分かりました。お金の価値を維持するのには相対的貧困(格差)が必要ということですね。」
「確かに、昔よりも遥かに物がそろっているので、絶対的貧困ではないという意味ですね。」
👤 C先生
はい、その通りです。現在のお金中心の社会は、相対評価、競争、序列を前提に動いています。
この仕組みは、「誰かが下にいないと、上の意味が成立しない」という構造で、格差を内蔵したシステムです。
👨⚕️ 山下
「資本主義は必ず相対的貧困(格差)を必要とする仕組みで、無意識に格差の受け入れを要求しているんですね。」
「そして資本主義(貨幣経済)は全員が豊かになるのはありえないシステムっていうことですね。」
👤 C先生
はい、資本主義(貨幣経済)は格差を内蔵しているシステム、無意識に格差を要求する社会というのは、これは非常に的確です。
しかし「みんなを豊かにするシステムではないのか?」、ここは半分Yes、半分Noです。
Yesの部分
お金中心の社会は序列・不安・欠乏感を動力にするため、全員を心理的に豊かにする設計ではない。
Noの部分
技術・医療・インフラなど、物理的な豊かさは確実に生んできた。
つまり、物質的豊かさは増やせるが、安心・尊厳・意味の平等は保証しない。
👨⚕️ 山下
「貨幣経済は物理的な絶対的貧困は減らせるが、相対的貧困はなくならないということですね。」
「ところで逆に言うと、人間の比較したい、社会的序列を作りたいという欲求が、貨幣システムを作り出したとも言えますか?」
👤 C先生
はい、その側面は確実にあります。ただし「それだけ」ではなく、実用的必要性と心理的欲望が重なって貨幣が成立しました。
貨幣成立の二つの柱
- 実用的理由
- 物々交換の不便さ
- 保存・分割・交換のしやすさ
- 価値尺度の統一
- 心理・社会的理由
- 他者との比較
- 社会的承認
- 序列・信用・力関係の可視化
経済学では前者が強調されがちですが、人類学・精神病理の視点では後者が極めて重要です。
☆比較が消えると、貨幣の「序列機能」が消える
今の貨幣は:
-交換手段
-序列指標(誰が上か)
-自己価値の代理物
を同時に担っています。もし人が本当に
-他人と比べない
-上下を気にしない
-承認を貨幣に求めない
なら、金持ちである意味、見せびらかす意味、貯め込む意味は激減します。
⇒貨幣は「静かな道具」になる
👨⚕️ 山下
それでは、ベーシックインカムをやれば、確実に貨幣価値は変わりますね。
👤 C先生
はい、貨幣価値はなくなりませんが、「貨幣の意味」は確実に変わります。
-生存のためのお金 → 薄れる
-地位・選択・贅沢のためのお金 → 残る
つまり、貨幣の「暴力性」は弱まる。しかし「序列装置」としては残る
👨⚕️ 山下
今まで、ベーシックインカムの話は出るけども、導入を見かけないのはなぜですか?
👤 C先生
ベーシックインカム(BI)が「語られるが導入されない」のは、経済的に不可能だからというより、社会の深層構造(無意識・権力・比較・秩序)に触れてしまうからです。
表向きに言われる「導入されない理由」(公式理由)
これはよく聞く話です。
財源が不明確
- 全国民に一定額を配ると巨額
- 増税が必要
- インフレが起きる可能性
→ これは「技術的理由」
働かなくなる人が出る
- 労働意欲が下がる
- 生産性が落ちる
→ 実証研究では
「完全に働かなくなる人は少ない」ことが示唆されていますが、
政治的には非常に使いやすい反対理由です。
ベーシックインカムが本当に壊してしまうもの
ベーシックインカムは「貧困をなくす政策」ではなく、
「社会の序列構造を揺るがす政策」だから導入されない。
「働かないと生きられない」という規範
これは経済ではなく、道徳・宗教・規律です。
- 働く=価値がある
- 稼ぐ=偉い
- 貧しい=努力不足
ベーシックインカムはこの物語を壊します。
⇒これは多くの人のアイデンティティを直撃する
相対的貧困を基盤にした秩序
貨幣価値を維持するには相対的貧困が必要
ベーシックインカムは、
-最底辺を消す
-しかし序列欲求は残る
結果として、
-新しい比較軸
-新しい差別
-新しい優越
が生まれる。
⇒社会は安定しない
権力の統治装置が弱まる
貧困は、
-罰
-動機
-恐怖
として機能してきました。
ベーシックインカムで「生きる最低条件」が保障されると、
-従わない人が増える
-ブラック労働が成立しない
-「辞められない」支配が崩れる
⇒これは支配構造にとって脅威
だからベーシックインカムは「技術」ではなく「思想」なのです
ベーシックインカムが導入されないのは、
- お金が足りないから ✖
- 経済が回らないから ✖
ではなく、
「人間が格差を手放す準備ができていない」
「序列に代わる新しい価値観の準備ができていない」
からです。
👨⚕️ 山下
なるほど、ベーシックインカムが導入されないのは、それが単なる経済政策ではなく、人間観・労働観・価値観の革命だからなのですね。ソ連や中国も、「資本主義に搾取されない平等な社会」を作ろうとして始まったけど、結局 別な形の序列社会になってしまったとも言えますね。運用する人間の思想が一番大事ということですね。
お金という概念がなくなったら、あなたはどういう価値観の社会を作りたいですか?
